受託開発SIerがブラック会社になりがちな理由

ここ数年、ブラック会社などという言葉がささやかれるようになりましたが、その代名詞ともいえるのが、いわゆるシステム開発会社、SIer(エスアイアー)でしょう。 特に受託開発といわれる、依頼主企業の要望にそって、業務に使用するソフトウェアを開発する会社がブラック会社になりがちだそうです。 パソコンで業務に使用するソフトウェアを、オーダーメイドで開発するのが主な仕事です。

SIerはオーダーメイドでシステムを作る

SIerの仕事は、依頼主となる企業から開発を受託することころからはじまります。 SIerには営業マンがいるのが普通のようです。開発の依頼があると、営業マンは実際に開発を担う担当者を決めます。 この担当者は、いわゆるシステムエンジニア(SE)と呼ばれる人です。 システムエンジニアを中心に人を組織し、開発プロジェクトがスタートします。 依頼主から要望をヒアリングし、システムを設計、ソフトウェアのプログラムを行い、稼働テストを経て、納品します。 すごく簡単に書くと、依頼主から頼まれたシステムを、依頼主の予算にあうように開発して納品するのが仕事なわけです。 依頼されたモノをオーダーメイドで作り上げて納品するわけですが、ブラックになる要素がどこにあるのでしょうか。

システムにかかるコストはほとんど人件費

普通の商売なら、仕入れた原材料を、人の手や機械で加工して製品にします。 だから仕入れ値に加工費・手間賃を足したうえで、利益分を足して売ることができるかどうか、というのが商売の基本にして原則です。 製品を作るのにかかったお金より低い値段で売れば、当然赤字になります。

このSIerというビジネスでは、システムという形のないモノを売っています。 システムには「原材料」はなく、ゼロから人の手で作り上げることができます。(組み合わせて使う別のソフトウェアやサーバなどを除くと。) ですからシステム開発にかかるコストは、ほとんどが人件費なわけです。

システムの価値は導入企業のメリット

ところが、依頼主としては開発にかかった人件費を払いたいわけではありません。 あくまで、依頼主は開発されたシステムの対価を支払うのであって、誰それを何日雇ったからいくらになります、という名目ではお金を払えないわけです。 システム開発に何人投下されたかは、システム開発を受託した会社の製造原価に影響したとしても、依頼主には関係ない話です。

依頼主のメリットと支払い金額がつりあわないと、システムは納品できません。 そうなると、依頼主がシステムを導入した場合のメリットを金額換算して、システム開発の予算を算出することになります。 ところが依頼主のシステム導入メリットは、あくまで依頼主会社の内部事情そのものであるため、売る側のシステム開発会社が完全に把握することはできません。 つまり、製品を提供するSIerが、自信をもって価値の代価がいくらであると主張できないので、予算額は依頼主と受託開発会社であるSIerの交渉によって決まってしまいます。 SIerはシステム開発を受託するにあたり同業者と競争になることもありますし、依頼主との交渉において、システム開発予算はどうしても減らされがちになります。

ブラック会社になる理由は、開発したシステムの価値をわかっていないから

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